シリア反政府勢力、中部要衝ハマを制圧 アサド政権に新たな打撃

12月5日、シリア反政府勢力の指揮官ハッサン・ガーニー氏は反体制派が中部の主要都市ハマに進入しつつあるとソーシャルメディアに投稿した。写真は4日、アレッポから逃れてきた人々。Tabqaで撮影(2024年 ロイター/Orhan Qereman)
Suleiman Al-Khalidi
[アンマン 5日 ロイター] - シリア反政府勢力は5日、中部の要衝ハマを制圧した。同国のアサド政権およびその同盟国であるロシアとイランにとって新たな打撃となった。
反政府勢力は、シリアを南北に結ぶ交通の要衝である中西部の都市ホムスに向けて南下を続ける準備を進めていると発表した。
2011年の内戦勃発以降、政府の支配下にあったハマの陥落は、アサド政権に衝撃を与え、反政府勢力のさらなる南下につながる可能性がある。
反政府勢力は3日からハマへの侵攻を試みていた。5日、反政府勢力の指揮官ハッサン・ガーニー氏が、ハマに進攻しているとソーシャルメディアに投稿したが、政権軍は否定していた。
反政府勢力は先週、北部の要衝アレッポを制圧した後、南下し、3日にはハマのすぐ北にある戦略的に重要な丘を占拠。4日にはハマの東側と西側に向かって前進していた。