トランプ氏、人質担当特使にボーラー氏起用 中東交渉の実績評価

トランプ次期米大統領は12月4日、人質問題担当の大統領特使として、1期目のトランプ政権下で創設された国際開発金融公社(DFC)最高経営責任者(CEO)を務めたアダム・ボーラー氏を起用すると発表した。2020年4月、ホワイトハウスで撮影(2024年 ロイター/Leah Millis)
[4日 ロイター] - トランプ次期米大統領は4日、人質問題担当の大統領特使として、1期目のトランプ政権下で創設された国際開発金融公社(DFC)最高経営責任者(CEO)を務めたアダム・ボーラー氏を起用すると発表した。
パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスになお拘束されている人質には米国人も含まれている。
トランプ氏は、ボーラー氏が2020年に成立したイスラエルとアラブ4カ国の国交正常化合意(アブラハム合意)で交渉の先頭に立ったと評価。
「彼は(イスラム主義組織)タリバンを含む世界で最もタフな人々と交渉してきたが、少なくとも私がリーダーである限り、米国ほどタフな国はないと知っている。アダムは偉大な米国民の帰国に向けたゆまぬ努力をしてくれるだろう」と述べた。