ニュース速報
ワールド

島しょ国、気候変動対策で先進国にさらなる支援訴え 国連で会見

2024年09月24日(火)09時55分

 海面上昇の危機にさらされている島しょ国は9月23日、ニューヨークの国連本部で記者会見を開き、化石燃料を大量に使用し温室効果ガスの排出を続けてきた先進国などに対し、気候変動対策へのさらなる支援を訴えた。写真は太陽光パネル。3月25日、仏北西部ショレで撮影(2024年 ロイター/Stephane Mahe)

Valerie Volcovici Simon Jessop

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 海面上昇の危機にさらされている島しょ国は23日、ニューヨークの国連本部で記者会見を開き、化石燃料を大量に使用し温室効果ガスの排出を続けてきた先進国などに対し、気候変動対策へのさらなる支援を訴えた。

小島しょ国連合(AOSIS)の議長を務めるサモアのシュスター天然資源・環境相は、温室効果ガス排出削減や気候資金について「全ての国、とりわけG20(20カ国・地域)が主導する必要がある」と強調。口先だけの約束が「われわれの世界の弱い立場にある人々を消耗させている」と述べた。

ニューヨークでは国連総会に合わせて今週、気候変動をテーマにした約900ものイベントが開かれ、世界の首脳級が出席している。一部の首脳は国連の「未来サミット」で演説した。

23日にはまた、エネルギーの大口需要家である米アマゾン・ドット・コムなど大手企業やデンマークの風力発電機大手べスタスを含む電力会社の幹部らが、2030年までに再生可能エネルギー設備容量を3倍にするという昨年の国連気候変動枠組み条約第28回締結国会議(COP28)でまとめた合意を実行するよう、世界の首脳らに求めた。

また、米銀50行はクリーエネルギー投資加速で協力する計画を発表。米シティやバンク・オブ・アメリカを含む14行で構成する別の団体は、世界の原子力設備容量を3倍にするよう求めた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

デンマークとグリーンランドの首相、独仏首脳と会談へ

ワールド

カナダ、インドへのエネルギー輸出拡大検討 対米依存

ワールド

対米投融資、人工ダイヤ生産事業が有力に 「第1号」

ビジネス

欧州銀行連盟、EUに規制改革要求 競争力低下を警告
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化はなぜ不可逆なのか
  • 3
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに...宇宙船で一体何が?
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 6
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 9
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 10
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 5
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 10
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中