UNRWA職員6人死亡、ガザで避難所の学校に2回の空爆
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、11日にパレスチナ自治区ガザ中心部の学校に空爆が2回あり、同機関の職員6人が死亡した。写真はガザで11日の爆撃を受けた建物(2024年 ロイター)
[カイロ 11日 ロイター] - 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、11日にパレスチナ自治区ガザ中心部の学校に空爆が2回あり、同機関の職員6人が死亡した。単一の事件での職員死者数としては過去最多という。
UNRWAは死亡したのは避難所の責任者と避難民を支援している職員らとXで明らかにした。
イスラエル軍はこれに先立ち、ガザ中心部のヌセイラットにある指揮統制センターを攻撃したと発表していた。
UNRWAは「戦争が始まって以来、この学校は5回攻撃されている。ここには女性と子どもを中心に約1万2000人の避難民が身を寄せている」と述べた。
イスラム組織ハマスが運営する政府系メディアは、イスラエルの攻撃により、UNRWA職員を含む少なくとも18人が死亡したと伝えた。
国連のグテレス事務総長は11日、ロイターのインタビューに応じ、ガザで人道支援を行う国連職員が殺害された事件に関する説明責任が問われていないことは「まったく容認できない」と述べた。
イスラエル軍は、民間人に危害が及ぶリスクを減らす措置を講じており、ガザで死亡したパレスチナ人の少なくとも3分の1は戦闘員だと主張している。ハマスが市民を人間の盾として利用しているというが、ハマスはこれを否定している。