ニュース速報
ワールド

UNRWA職員6人死亡、ガザで避難所の学校に2回の空爆

2024年09月12日(木)14時19分

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、11日にパレスチナ自治区ガザ中心部の学校に空爆が2回あり、同機関の職員6人が死亡した。写真はガザで11日の爆撃を受けた建物(2024年 ロイター)

[カイロ 11日 ロイター] - 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、11日にパレスチナ自治区ガザ中心部の学校に空爆が2回あり、同機関の職員6人が死亡した。単一の事件での職員死者数としては過去最多という。

UNRWAは死亡したのは避難所の責任者と避難民を支援している職員らとXで明らかにした。

イスラエル軍はこれに先立ち、ガザ中心部のヌセイラットにある指揮統制センターを攻撃したと発表していた。

UNRWAは「戦争が始まって以来、この学校は5回攻撃されている。ここには女性と子どもを中心に約1万2000人の避難民が身を寄せている」と述べた。

イスラム組織ハマスが運営する政府系メディアは、イスラエルの攻撃により、UNRWA職員を含む少なくとも18人が死亡したと伝えた。

国連のグテレス事務総長は11日、ロイターのインタビューに応じ、ガザで人道支援を行う国連職員が殺害された事件に関する説明責任が問われていないことは「まったく容認できない」と述べた。

イスラエル軍は、民間人に危害が及ぶリスクを減らす措置を講じており、ガザで死亡したパレスチナ人の少なくとも3分の1は戦闘員だと主張している。ハマスが市民を人間の盾として利用しているというが、ハマスはこれを否定している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

北朝鮮、金正恩氏が決断すれば近い将来に核実験も─韓

ビジネス

川崎重工、米NYの地下鉄車両378両受注 契約額2

ビジネス

マネタリーベース、国債売却増で18年ぶり減少幅 Q

ビジネス

三井物産、連結純利益予想を上方修正 LNGや金属資
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 9
    高市首相に注がれる冷たい視線...昔ながらのタカ派で…
  • 10
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中