カタール、人質解放への圧力要請巡りイスラエル首相を非難
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イスラエルとイスラム組織ハマスの仲介役を務めるカタールのムハンマド首相は19日、イスラエルのネタニヤフ首相がハマスに圧力をかけて人質を解放させるようカタールに求めたと発言したことについて、紛争を長引かせようとする試みだと非難した。写真はムハンマド首相。カタール・ドーハで23年10月撮影。(2024年 ロイター/Imad Creidi/File Photo)
[ドバイ 19日 ロイター] - イスラエルとイスラム組織ハマスの仲介役を務めるカタールのムハンマド首相は19日、イスラエルのネタニヤフ首相がハマスに圧力をかけて人質を解放させるようカタールに求めたと発言したことについて、紛争を長引かせようとする試みだと非難した。
ムハンマド首相は先週末、過去数日の戦闘休止交渉について「あまり期待できるものではない」と述べていた。
カタール外務省の報道官はX(旧ツイッター)に「イスラエル首相がカタールに対し、ハマスに圧力をかけて(イスラエルの)人質を解放させるよう求めた発言は、紛争を長引かせようとする新たな試みにほかならない」と投稿した。
ネタニヤフ首相のどの発言を指しているのかは不明。
ムハンマド首相は17日、詳細は言えないとしながら、交渉にはガザの人道状況とイスラエルの人質との交換で解放するパレスチナ人の数という2つの要素があると述べた。