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[キーウ 20日 ロイター] - オースティン米国防長官は20日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を予告なしに訪問し、ウクライナに対し1億ドルの新たな軍事支援を実施すると表明した。新たな支援には対戦車兵器や防空迎撃ミサイルなどが含まれる。

オースティン長官はゼレンスキー大統領との会談で支援継続を表明。「米国と同盟国やパートナーはウクライナの成功に必要な力を提供するための取り組みを継続する」とし、「米国はウクライナと共にあるというメッセージを携えてここに来た。米国は長期にわたりウクライナと共にある」と述べた。

ゼレンスキー大統領は、オースティン長官の今回の訪問は「極めて重要なシグナル」とし、「ウクライナは米国の支援を頼りにしている」と述べた。

これに先立ちオースティン長官はX(旧ツイッター)に「私は今日、重要なメッセージを伝えるためここに来た。米国は現在も将来も、ロシアの侵略に対抗する自由のための戦いで、今後もウクライナを支持する」と投稿。在キーウの米国大使館が公表した写真によると、オースティン氏は米欧州軍の司令官に付き添われ、米国のブリジット・ブリンク駐ウクライナ大使と握手。同大使は、今回の訪問について「自由との戦いでウクライナに対する(米国の)揺るぎない支持」を示すものだと述べた。

オースティン長官は会談後、記者団に対し「ウクライナは冬の戦闘に備えている」とし、「昨年ウクライナは目覚ましく躍進した。今年はゼレンスキー大統領が言うように、一段の攻撃が行われることを期待している」と述べた。

2022年2月のロシアによる面侵攻開始以降、米国はウクライナに440億ドルを超える支援を実施。ただ現在は米議会でウクライナ支援を巡る亀裂が拡大している。ワシントンでは来月6─7日にウクライナと米国の軍需産業の共同会議が開催される予定。ウクライナ国内の武器生産を拡大する狙いがある。

ブリンケン米国務長官はこの日に発表した声明で「ウクライナを支援するために議会が大統領の追加資金要求を可決するのは極めて重要だ。ウクライナの自衛を支援することは、この地域での紛争を未然に防ぎ、将来的な侵略の抑止につながる」とし、議員らにウクライナ支援を承認するよう呼びかけた。

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