ロシアの黒海穀物合意停止は「非良心的」、米国務長官が非難

ブリンケン米国務長官は１７日、黒海からウクライナ産穀物を安全に輸出させる黒海穀物合意を停止するロシアの決定を「非良心的」と非難し、一刻も早く合意を復活させるよう呼びかけた。１４日撮影（２０２３年　ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana）

[ワシントン １７日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は１７日、黒海からウクライナ産穀物を安全に輸出させる黒海穀物合意を停止するロシアの決定を「非良心的」と非難し、一刻も早く合意を復活させるよう呼びかけた。

また、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋で起きた爆発で橋が破損し死傷者が出たことについては、米政府は状況を注視しているとした上で、どのように戦闘を展開するかの決定はウクライナ次第と述べた。

ロシア当局によると、クリミア橋が「非常事態」により破損し、２人が死亡、子ども１人が負傷した。ウクライナメディアは橋で爆発音がしたと報じた。ロシアは道路橋に対する「テロ攻撃」だったと非難。ウクライナ政府は公式見解を発表していないが、ウクライナのメディアは、ウクライナ治安当局が背後にいるとの匿名の当局者の発言を報じている。