米中貿易摩擦再燃で新たな下振れリスク、利下げ急務に＝ミランＦＲＢ理事

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のミラン理事は１５日、米中貿易摩擦の再燃によって経済見通しに新たな下振れリスクが生じ、利下げの必要性がさらに高まっているという見解を示した。写真はニューヨークで９月撮影（２０２５年　ロイター/Shannon Stapleton）

［ワシントン １５日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のミラン理事は１５日、米中貿易摩擦の再燃によって経済見通しに新たな下振れリスクが生じ、利下げの必要性がさらに高まっているという見解を示した。

ミラン理事はＣＮＢＣ主催のイベントで、中国が先週レアアース（希土類）輸出規制を発表したことに言及し、「それ以前に考えられていた状況とは幾分異なることを認識する必要がある」と述べた。

「１週間前よりも下振れリスクが高まっている。金融政策担当者として、それを政策に反映させるべきと認識することが義務だ。政策をより中立的なスタンスに迅速に到達させることが、さらに急務となっている」と強調した。