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J&J、第3四半期売上高・利益が予想超え 整形外科事業分社化へ

2025年10月15日(水)09時59分

米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が14日発表した第3・四半期決算は、売上高が239億9000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の237億5000万ドルを上回った。2023年12月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

Patrick Wingrove

[14日 ロイター] - 米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が14日発表した第3・四半期決算は、売上高が239億9000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の237億5000万ドルを上回った。

調整後1株利益は2.80ドルで、市場予想を0.04ドル超えた。

同社は通期製品売上高予想を935億─939億ドルと、従来予想から約3億ドル上方修正した。アナリスト予想は934億ドル。

新薬の投入と医療機器製品群の強化を背景に、来年の総売上高成長率はアナリスト予想(4.6%)を上回る5%超、調整後1株利益は市場予想の11.39ドルを最大0.05ドル超える水準をそれぞれ見込んでいる。

同社はまた、今後1年半から2年以内に整形外科事業を独立会社として分離する計画を明らかにした。成長性の高いヘルスエア関連部門への事業の焦点を絞る中、過去2年で2回目の大規模なスピンオフ(分離・独立)となる。

J&Jの股関節・ひざ関節・肩関節用インプラント、手術器具などを製造する整形外科部門の昨年の売上高は約92億ドルに上り、総売上高の10%程度を占めた。

分社化後の会社「デピューシンセス」は業界のベテラン、ナマル・ナワナ氏が率いる。

ジョー・ウォルク最高財務責任者(CFO)は投資家とアナリストとの電話会議で、分離手続きは既に進行中だが、2026年半ばまでにこの案件で重要な進展は見込んでいないと述べた。

ロイター
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