衆院議運、21日国会開会も首相指名で合意できず＝国会筋

　１０月１５日、政府は臨時国会を２１日に開会することを衆参の議院運営委員会に正式に通達した。写真は高市自民総裁、都内で４日撮影（２０２５年　ロイター／Yuichi Yamazaki）

Yoshifumi Takemoto

［東京　１５日　ロイター］ - 政府は１５日、臨時国会を２１日に開会することを衆参の議院運営委員会に正式に通達した。石破茂首相の後任を決める首相指名については２１日の実施で合意できなかった。明日以降、再協議する方針。国会筋が明らかにした。

自民党総裁の交代後、速やかに臨時国会を開催し、首相指名で新総裁が首相に就任するのが通例。しかし、衆参両院で少数与党の自民は、４日の高市早苗総裁就任後、公明党から連立を離脱され、新総裁が首相に選ばれる確証がない状態が続いている。国会筋によると、野党連携が成功すれば首相指名で政権交代のリスクが否定できないため、明日以降再度協議する見通しという。