政府機関閉鎖が最大の関心事、議会動向に注目=今週の米株式市場

今週の米株式市場は米政府機関閉鎖が投資家の最大の関心事となる。ニューヨーク市のウォール街で4月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 今週の米株式市場は米政府機関閉鎖が投資家の最大の関心事となる。ワシントンの行き詰まりによってラリーが頓挫するとはほとんど誰も予想していないが、主要なデータが発表されない中、議会動向に注目が集まりそうだ。
ネーションワイドのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マーク・ハケット氏は「閉鎖と再開の可能性、これが投資家のほとんど全ての関心を集めるだろう」と語った。
投資家の主な懸念は、閉鎖によってタイムリーな経済指標フローが止まることだ。
データ不足が数週間続けば、米金融政策の方向性に混乱が生じる可能性がある。また、長引けば長引くほど、経済成長の足かせになる可能性もある。
しかし今のところ、パニックに陥る理由はほとんどない、と投資家は口々に語っている。
LSEGのデータによれば、2日時点でアナリストはS&P500企業の第3・四半期利益が前年同期比8.8%増になると予想。7月初めの予想(8.0%増)を上回っている。
ジーンズ大手リーバイ・ストラウス(リーバイス)とデルタ航空が9日に決算を発表する。