イスラエルがガザ攻撃、数十人死亡と地元保健当局 停戦協議控え

イスラム組織ハマスが人質を解放する用意があると宣言したことを受け、トランプ米大統領がイスラエルに爆撃を中止するよう要求したにもかかわらず、イスラエルは4日にパレスチナ自治区ガザを攻撃し、数十人が死亡した。ガザ中部で同日撮影(2025年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)
Nidal al-Mughrabi Mahmoud Issa
[カイロ/ガザ 4日 ロイター] - イスラム組織ハマスが人質を解放する用意があると宣言したことを受け、トランプ米大統領がイスラエルに爆撃を中止するよう要求したにもかかわらず、イスラエルは4日にパレスチナ自治区ガザを攻撃し、数十人が死亡した。地元の保健当局が発表した。
エジプトで停戦協議が開始される予定となる中、トランプ氏は4日、自身の交流サイト(SNS)で、イスラエルがガザ内の「当初撤収ライン」に同意し、「ハマスが確認すれば停戦は即座に発効する」と述べた。
医療関係者によると、トランプ氏が3日遅くにイスラエルに攻撃停止を迫って以来、ガザでの爆撃や空爆で少なくとも子どもを含む36人が死亡した。
ホワイトハウス関係者によると、トランプ氏はウィットコフ中東担当特使らをエジプトに派遣する。
エジプト外務省は、6日にイスラエルとハマスの代表団を受け入れると明らかにした。
イスラエルのネタニヤフ首相は、6日から13日まで続くユダヤ教の祝日「スコット」の間に人質の帰還を発表したいと述べた。