追加利下げ必要、リスク均衡にらみ「急がず段階的に」＝米ＳＦ連銀総裁

米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は２５日、連邦準備理事会（ＦＲＢ）は追加利下げが必要になる可能性が高いと見方をあらためて示した。８月撮影（２０２５年　ロイター/Jim Urquhart）

［２５日　ロイター］ - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は２５日、連邦準備理事会（ＦＲＢ）は追加利下げが必要になる可能性が高いと見方をあらためて示した。同時に、最大雇用と物価安定という２つの責務に対するリスクを均衡化しながら、ゆっくりと物事を進めていく必要があるとも述べた。

デイリー総裁はサンフランシスコ地区連銀が主催した２０２５年ウェスタン・バンカーズ・フォーラムで、「（ＦＲＢが担う２つの責務に対する）リスクが均衡化される水準まで、時間をかけてあともう少し利下げする必要があると考えている」と述べた。

その上で「政策金利を一度に調整すればいずれかの目標の達成が危うくなる恐れがあるが、情報を精査し、段階的に調整していけば、良い成果が得られる」と語った。