欧州のロシア産天然ガス購入削減、戦闘終結に「即効性」=米エネルギー長官

ライト米エネルギー長官は9月25日のインタビューで、ウクライナに侵攻したロシアからの天然ガス購入を欧州が削減することが、ウクライナでの戦闘終結に向けて圧力をかける「最も即効性のある手段」だとの見解を示した。マンハッタンで撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
Timothy Gardner
[ニューヨーク 25日 ロイター] - ライト米エネルギー長官は25日のインタビューで、ウクライナに侵攻したロシアからの天然ガス購入を欧州が削減することが、ウクライナでの戦闘終結に向けて圧力をかける「最も即効性のある手段」だとの見解を示した。
1週間弱かけて訪欧していたライト氏はロシアへの制裁について、ロシア産石油を標的にするよりも「天然ガスの方が容易だ」と指摘。輸出には巨大な専用パイプラインと液化天然ガス(LNG)ターミナル、あるいはタンカーが必要で、密輸するのは困難なためだ。
ライト氏はロシアには欧州と結んでいるパイプラインが5本、中国へのパイプラインが1本あるとして「欧州に5本のパイプラインで送っているガスの販売をゼロにすれば、(ロシアは)その収益を得られなくなる」と言及した。
訪欧中の最重要任務は欧州連合(EU)に対し、欧州が輸入しているロシア産ガスの代替として米国がLNGを輸出することを保証することだったとして「今や、私たちはその穴を埋められる」と訴えた。
EUが発表した対ロシア制裁第19弾は、ロシア産LNGの禁輸を1年前倒しして2027年1月1日までに実施することを盛り込んだ。EU加盟国は、石油やパイプラインで調達しているガスを含めた全てのロシア産化石燃料の輸入を28年までに終える案を協議している。
トランプ米大統領はウクライナでの戦闘を終結させる方法を見出せておらず、バイデン前大統領と違ってロシア産石油・ガスに対する新たな直接制裁を課していない。
代わりにロシアから石油を購入しているインドからの輸入品に25%の追加関税を課し、ロシアにとって石油のもう1つの主要購入国となっている中国とは交渉のみにとどまっている。
ライト氏は「中国がロシアの戦闘を助長することは好ましくない。中国とは絶えず対話している」とし、「今後は中国との対話が活発化していくと思う」と主張した。
一方、インドは割安な価格でのロシア産石油の購入を続けると明言している。
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