ECBの追加利下げ期待後退、ラガルド総裁が経済に楽観的見方

欧州中央銀行(ECB)が11日の理事会で経済見通しについて楽観的な姿勢を示したことから、市場では今回の緩和サイクルでの追加利下げ期待が後退した。写真はフランクフルトのECB本部で3月撮影(2025年 ロイター/Jana Rodenbusch)
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[11日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が11日の理事会で経済見通しについて楽観的な姿勢を示したことから、市場では今回の緩和サイクルでの追加利下げ期待が後退した。トレーダーらは、次回の利下げはコイントスのようなものとみている。
ICAPのデータによると、トレーダーらは現在、2026年6月までにECBが追加利下げを行う確率を50%弱と予測している。ECBの理事会前は約60%だった。
ECBは11日の理事会で、予想通り中銀預金金利を2.0%に据え置いた。次の動きについては何も示唆しなかった。
ラガルド総裁も記者会見で「われわれは引き続き良好な状況にある」との認識を表明。インフレ率は「望ましい水準」にあるとし、域内経済は堅調で、米国との関税合意を受けて世界貿易を巡る不確実性は和らいだと述べた。
ダンスケ銀行の主任アナリスト、イエンス・ペーター・スーレンセン氏は「経済リスクを『よりバランスが取れている』と表現したことが特にトレーダーの利下げ期待を低下させたと指摘。ラガルド総裁は「利下げの可能性を維持したいのであれば、この表現をいつでも改変できる」と述べた。
この日の理事会は、ここ数週間のECBの緩和政策に対するトレーダーの期待をさらに後退させた。7月中旬には、トレーダーは12月までの利下げをほぼ織り込んでいた。
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