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ファイザーとモデルナ、新型コロナワクチンの有効性を主張

2025年09月04日(木)10時33分

トランプ米大統領が新型コロナウイルスワクチンの治療薬の有効性を示すように迫られた米製薬大手ファイザーとモデルナは3日、自社の新型コロナワクチンが世界で数百万人の命を救ったとして有効性があったと訴えた。写真は2022年1月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[3日 ロイター] - トランプ米大統領が新型コロナウイルスワクチンの治療薬の有効性を示すように迫られた米製薬大手ファイザーとモデルナは3日、自社の新型コロナワクチンが世界で数百万人の命を救ったとして有効性があったと訴えた。

トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿でファイザーなどから「驚くべき」データを確認したと主張した上で、一般市民や米疾病対策センター(CDC)に結果を公表していないと批判した。

これに対し、ファイザーは自社のウェブサイトに臨床試験結果や安全性に関する最新情報を掲載する専用項目を設けていると説明。モデルナは、これまでに開示した研究内容や結果を自社のウェブサイトにまとめるとしている。

モデルナは、第1次トランプ政権下で進められた新型コロナワクチン開発加速計画「ワープ・スピード作戦」に触れて、「歴史的な成果で当社が果たした役割を大変誇りに思う」とコメントした。

ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)はワープ・スピード作戦を「公衆衛生での画期的な成果だ」と評し、それが1兆ドルを超える医療費削減に寄与したとの声明を出した。

ロイター
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