ニュース速報
ビジネス

米ベスト・バイ、通期既存店売上高予想を据え置き 関税の転嫁抑制

2025年08月29日(金)09時53分

8月28日、 米家電量販大手ベスト・バイは2026年度(25年2月―26年1月)通期の既存店売上高と調整後1株当たり利益の予想を据え置いた。ニューヨークの店舗で2021年11月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

Savyata Mishra

[28日 ロイター] - 米家電量販大手ベスト・バイは28日、2026年度(25年2月―26年1月)通期の既存店売上高と調整後1株当たり利益の予想を据え置いた。下半期業績がトランプ関税の打撃を受けるとの見方が強まり、同社株は3.7%安で終了した。

通期予想は既存店売上高が1%減─1%増、特別項目を除いた調整後1株当たり利益は6.15―6.30ドル。

同時に発表した第2・四半期(25年5―7月)の既存店売上高は前年同期比で1.6%増と予想外のプラスで、しかも伸び率は3年ぶりの大きさとなった。LSEGがまとめたアナリストらの市場予想は0.52%減だった。

米国で6月に発売された任天堂の新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の販売好調と、人工知能(AI)機能を用いたノートパソコンやスマートフォンの需要急増が売り上げを押し上げた。

調整後1株当たり利益も1.28ドルとなり、市場予想の1.21ドルを上回った。

<トランプ関税の転嫁は抑制>

ベスト・バイなどの米小売企業はトランプ関税による収益悪化を回避するため、一部商品の価格を引き上げた。ベスト・バイ幹部は、値上げ幅はトランプ関税による引き上げ分よりも小幅にとどめたと説明している。

同社は商品の大部分を中国から輸入しており、関税引き上げの影響を低減するためにサプライチェーン(供給網)の多様化や、取引先を絞ってより有利な条件で商品を調達する交渉も進めている。

コリー・バリー最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で「消費者は高額商品の購入にはより慎重な姿勢を見せているものの、明確な必要性や革新性がある場合には高価なハイテク製品への支出を続けている」と指摘した。

バリー氏は報道陣向けの電話会見では、米政府がトランプ関税の影響について米企業からの意見に耳を傾ける姿勢を示していると説明した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

大統領令発出までに、あと1回は訪米必要=赤沢再生相

ワールド

韓国前大統領の妻を起訴、収賄などで

ビジネス

ホンダ、本社機能を東京・八重洲の再開発地区に移転へ

ワールド

韓国、AI主導の成長促進へ大幅歳出拡大へ 25年比
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ」とは何か? 対策のカギは「航空機のトイレ」に
  • 3
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 7
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 8
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 9
    米ロ首脳会談の後、プーチンが「尻尾を振る相手」...…
  • 10
    自らの力で「筋肉の扉」を開くために――「なかやまき…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 8
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 9
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中