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午後3時のドルは147円前半、米金利低下で上値重い

2025年08月28日(木)15時58分

 8月28日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から、小幅ドル安/円高の147円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 28日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から、小幅ドル安/円高の147円前半で取引されている。米利下げ観測の高まりで2年債利回りが約4カ月ぶり水準へ低下する中、ドルも上値の重い展開が続いた。

ドルは朝方の147円半ばから、午後には147.00円まで下落した。米金利先物市場が織り込む9月の利下げ確率が再び9割近くに上昇してきたことで、ドルもじり安展開となった。

トランプ米大統領から利下げ要求が相次ぐ一方、連邦準備理事会(FRB)幹部発言にもハト派的な内容が目立ってきたこともあり「いまドル買いを強めるのは合理的と言えない」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチームディレクターの南英明氏)という。

第2・四半期決算を発表した米半導体大手エヌビディアの株価が、時間外取引で一時3%超下落したことが、円高につながったとの見方もあった。朝方のドイツ市場でも2%超の下げとなっている。中国事業を巡る不透明感が強いという。

今月末のグローバル投資家の持ち高調整売買が、ドル売りに傾くとの観測が出回っていることが、ドルじり安につながったとする指摘もあった。

市場の当面の注目材料は、来週5日発表の8月の米雇用統計。前回7月は過去分の大幅な下方修正でドルが4円超急落しただけに、8月の雇用者増加数だけでなく、過去分の再修正にも大きな注目が寄せられている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.12/147.13 1.1637/1.1638 171.21/171.22

午前9時現在 147.33/147.34 1.1647/1.1649 171.61/171.62

NY午後5時 147.39/147.43 1.1637/1.1640 171.52/171.58

ロイター
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