独プーマ、25年は赤字に 売り上げ減と米関税で業績予想下方修正

　７月２４日、ドイツのスポーツ用品大手プーマは２０２５年の業績予想を下方修正し、赤字を計上する見込みだと明らかにした。写真は同社のロゴ。ニューヨークの店舗で１６日撮影（２０２５年　ロイター/Kylie Cooper）

[２４日 ロイター] - ドイツのスポーツ用品大手プーマは２４日、２０２５年の業績予想を下方修正し、赤字を計上する見込みだと明らかにした。売り上げ低迷に加え、米国による関税の粗利益への影響が予想されるためという。

赤字の規模は明らかにしていない。従来は４億４５００万〜５億２５００万ユーロのＥＢＩＴ（利払い・税引き前利益）を見込んでいた。

１桁台前半から半ばの伸びを予測していた売上高（為替調整後）についても、少なくとも前年比１０％の減少を見込む。

プーマは、サプライチェーン（供給網）最適化や価格調整といった対策を取っているが、米関税の影響で２５年の粗利益は約８０００万ユーロ減少する可能性があると説明した。

第２四半期の売上高（為替調整後）は１９億４０００万ユーロと、市場予想を下回った。売り上げは北米で９．１％、欧州で３．９％それぞれ減少した。