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蘭ASM、第2四半期受注が予想下回る 企業の発注時期に「ばらつき」

2025年07月23日(水)08時43分

Nathan Vifflin

[アムステルダム 22日 ロイター] - オランダの半導体製造装置大手ASMインターナショナルが22日発表した第2・四半期決算は、受注額が市場予想を下回った。先端チップを製造するメーカーからの注文時期がまちまちだったことが要因という。

同社は受注に「ばらつきがある」とし、これらのチップメーカーからの受注は第3・四半期には再び回復すると予想している。

デグルーフ・ピーターカムのアナリスト、マイケル・ローグ氏は「第2・四半期の利益は予想を上回ったが、同期の受注と第3・四半期の受注見通しは停滞を示唆している」と述べた。

業界で最も注目される受注は第2・四半期に7億0250万ユーロ(8億2500万ドル)で、調査会社ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想(8億4300万ユーロ)を下回った。

ASMはまた、第3・四半期の受注が同期の売上高を下回ると予想している。第3・四半期売上高は第2・四半期の8億3560万ユーロとほぼ変わらずか、それをわずかに下回る見込みという。

第2・四半期の調整後営業利益は2億6300万ユーロで、市場予想の2億2300万ユーロを上回った。利益率は31.5%だった。

同社は「市場環境は第2・四半期も引き続き複雑な様相を呈した。AIの成長は継続的な生産能力拡大を後押ししているが、その他の市場セグメントの大半は依然として低調だ」と述べた。

ロイター
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