物価下振れリスク、ECBは支援的な政策スタンスを=ベルギー中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁(写真右)は2日、ユーロ圏のインフレ率がECBの目標を下回るリスクがあり、ECBが穏やかに支援的な政策スタンスを取る状況にあるとの認識を示した。昨年8月撮影(2025年 ロイター/Ann Saphir)
[シントラ(ポルトガル) 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は2日、ユーロ圏のインフレ率がECBの目標を下回るリスクがあり、ECBが穏やかに支援的な政策スタンスを取る状況にあるとの認識を示した。
政策金利の中銀預金金利は昨年6月からの一連の利下げで2%と景気を冷やしも刺激もしない「中立的」な水準になっている。
ウンシュ氏は、ロイターのインタビューで、成長見通しは芳しくなく、インフレ率も様々な要因によって低下する可能性があり、中立的な金利では十分でないことを示唆すると指摘。
「穏やかに支援的な政策スタンスをとるべきという意見がある」とした上で、「現に何度か遅れているが、もし景気回復が遅れ、生産が潜在成長率を下回っているのなら、支援的であることは理にかなう」と述べた。
2021年後半以来の水準を付けたユーロ高/ドル安も支援的スタンスの論拠になると指摘した。
中国からの安い輸入品、エネルギー価格下落、関税報復の欠如、ユーロ高、賃金上昇の大幅な鈍化などがことごとく物価下押し圧力になっているとし、「これらの要因を総合すると、上振れリスクは限定的で、全体的なリスクは下方向だ」と述べた。
ECBの予測では、インフレ率は第3・四半期から18カ月間2%を下回り、その後27年初めに目標に戻るとされている。
金融市場は、年内あと1回の利下げを予想する。ウンシュ氏は「市場の織り込みに異論はない。予想にお墨付きを与えるつもりはないが、居心地悪さを感じているわけでもない」と述べた。
一方で、経済はよく持ちこたえていると指摘。「成長について過度に懸念してはいない。最近の購買担当者景気指数(PMI)は、むしろ安心感を与えるものだった。ドイツの財政政策転換もゲームチェンジャーだ。財政に余裕のある国の支出拡大は大きな後押しとなる」と述べた。
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