米インフレ「かなり良好」、関税の影響見極めへ=ミネアポリス連銀総裁

米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、最近の米国のインフレ指標は「かなり良好」だが、関税がインフレに及ぼす影響の一部は遅れて表れる可能性があり、関税が実際にどこに課されるか次第で、企業は輸入コスト上昇の一部を転嫁するだろうと述べた。ニューヨークで2023年5月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[26日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は26日、最近の米国のインフレ指標は「かなり良好」だが、関税がインフレに及ぼす影響の一部は遅れて表れる可能性があり、関税が実際にどこに課されるか次第で、企業は輸入コスト上昇の一部を転嫁するだろうと述べた。
連邦準備理事会(FRB)の金利決定については「われわれは基本的に『関税に関連したインフレ動向がより明確になるまで、ゆっくり進める必要がある』と言ってきた」と説明した。
カシュカリ氏は、企業は関税によるコスト上昇分をできる限り転嫁するだろうと指摘。ただ、関税が一時的なものであるならば顧客を怒らせたくないとして、まだ転嫁したくないとの声も多いという。
モンタナ商工会議所で「関税が経済にどのような影響を与えるのか、より正確に評価する必要が依然としてある」と述べた。