独6月PMI速報値は50.4、製造業けん引し50回復

6月23日、S&Pグローバルがまとめた6月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と2カ月ぶりに好不況の分かれ目となる50を回復した。独ラシュタットの自動車工場で4日撮影(2025年 ロイター/Christoph Steitz)
[ベルリン 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と2カ月ぶりに好不況の分かれ目となる50を回復した。新規受注が3年以上ぶりの大幅な伸びを示した製造業がけん引した。
ロイター調査のアナリスト予想の49.0を上回った。5月は48.5と、今年初めて50を割り込んでいた。
製造業PMIは49.0と、前月の48.3から上昇し市場予想と一致した。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「ドイツの製造業はようやく好転しつつあるようだ」と述べた。
一方、サービス業PMIは49.4と50を下回ったが、前月の47.1から上昇した。アナリスト予想の47.5も上回った。
今回のPMIは12─19日に収集された回答に基づいて算出された。