イスラエル、イラン首都と西部を攻撃 イラン外相がプーチン氏と会談へ

6月23日、イスラエル軍は、夜間にイランの首都テヘランの地対空ミサイル発射装置と西部ケルマンシャーのミサイル・レーダー施設を攻撃したと発表した。写真はテヘランでの米国への抗議活動の様子。22日撮影(2025年 ロイター/Majid Asgaripour/WANA)
Parisa Hafezi Phil Stewart Maayan Lubell
[イスタンブール/ワシントン/エルサレム 23日 ロイター] - イスラエル軍は23日、夜間にイランの首都テヘランの地対空ミサイル発射装置と西部ケルマンシャーのミサイル・レーダー施設を攻撃したと発表した。
23日未明にイランから発射されたミサイルは迎撃したとしている。
商都テルアビブや中部では夜間に空襲警報のサイレンが鳴り響いた。
一方、イランの通信社は、テヘラン中心部の防空装置が「敵の標的」に対抗するため作動し、首都の南東に位置し軍事施設のあるパルチンがイスラエル軍の空爆を受けたと報じた。
イスラエルの国営放送によると、イラン領内でイスラエルの無人機「ヘルメス」が撃墜された。
イランのアラグチ外相は、23日にモスクワでプーチン大統領と会談する予定。同相は22日、トルコのイスタンブールで、報復に向けあらゆる選択肢を検討するとし、報復を果たすまで外交に戻ることはないと述べた。