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独アウディ、トランプ関税対応で米での工場建設案が浮上=独誌

2025年06月23日(月)15時04分

 6月20日、ドイツ誌シュピーゲルは、同国自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の高級車メーカー、アウディの社内で、トランプ米大統領の進める関税政策への対応策の1つとして米国で工場を建設する案が浮上していると報じた。写真はアウディのロゴ。ブリュッセルで2023年3月13日撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツ誌シュピーゲルは20日、同国自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の高級車メーカー、アウディの社内で、トランプ米大統領の進める関税政策への対応策の1つとして米国で工場を建設する案が浮上していると報じた。

工場の候補地には、検討されている複数の選択肢の中で最もコストが大きい米南部が挙がっているという。社内の情報筋によると、建設費用は最大40億ユーロ(約46億ドル)に達する可能性がある。

アウディの広報担当者は米国で事業拡大を目指すとした従来の方針を確認。「今、そのためのさまざまなシナリオを検討している。それがどのような形になるのかについては、VWグループと協議のうえ、年内に決定できると確信している」と述べた。

アウディは現在、米国内に自前の生産拠点を持っていない。VWはテネシー州チャタヌーガに工場があり、サウスカロライナ州コロンビア近郊で工場建設を進めている。

ロイター
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