米国株式市場=S&P500ほぼ横ばい、FRB議長発言後に軟化

米国株式市場は不安定な取引の中、S&P総合500種がほぼ横ばいで取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な取引の中、S&P総合500種がほぼ横ばいで取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定。当局者は年内に利下げが実施される公算が依然大きいとしつつも、今後の全体的な利下げペース鈍化の可能性を示唆した。 パウエル議長は記者会見で、トランプ政権の関税措置の影響が波及するにつれて、夏にかけてモノのインフレが上昇するとの見通しを示した。 同議長の会見前、株価は小幅に上昇していた。米国債利回りは会見中に下げ幅を縮小した。 スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「市場は利回りの反転を材料視した可能性がある」とし、「(パウエル議長は)関税がインフレに与える影響を確信するまで金融政策を変更しない姿勢を明確にし、それを何度も強調した」と述べた。
投資家は中東情勢も注視しており、イスラエルとイランの衝突に米国がより直接的に軍事介入する可能性に懸念も出ている。イランの最高指導者ハメネイ師はトランプ米大統領が17日に要求した無条件降伏を拒否する姿勢を示した。
S&P500の主要セクターではエネルギーが下げを主導した一方、情報技術は上昇した。
個別銘柄ではステーブルコイン発行のサークル・インターネットが33.8%急伸。米上院が17日、ドル連動型のステーブルコイン(法定通貨などに価値が連動する暗号資産=仮想通貨)の規制枠組み案である「ジーニアス法」を可決したことを好感した。
鉄鋼大手ニューコアは3.3%高。第2・四半期の利益見通しが市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.28対1の比率で上回った。ナスダックでも1.39対1で値上がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は164億8000万株。直近20営業日の平均は179億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42171 -44. -0.1 42236 42510 42118
.66 14 0 .03 .07 .23
前営業日終値 42215
.80
ナスダック総合 19546 +25. +0.1 19526 19660 19489
.27 18 3 .92 .77 .56
前営業日終値 19521
.09
S&P総合500種 5980. -1.8 -0.0 5987. 6018. 5971.
87 5 3 93 25 89
前営業日終値 5982.
72
ダウ輸送株20種 14725 +36. +0.2
.50 83 5
ダウ公共株15種 1032. +4.5 +0.4
16 4 4
フィラデルフィア半導体 5251. +27. +0.5
02 38 2
VIX指数 20.14 -1.4 -6.7
6 6
S&P一般消費財 1698. -3.0 -0.1
39 1 8
S&P素材 546.5 -1.8 -0.3
7 3 3
S&P工業 1200. -3.0 -0.2
77 3 5
S&P主要消費財 884.9 -0.8 -0.1
0 8 0
S&P金融 833.5 +0.0 +0.0
1 6 1
S&P不動産 260.8 +0.3 +0.1
7 6 4
S&Pエネルギー 669.3 -4.5 -0.6
3 7 8
S&Pヘルスケア 1547. -2.8 -0.1
29 2 8
S&P通信サービス 361.2 -2.4 -0.6
7 5 7
S&P情報技術 4710. +16. +0.3
20 88 6
S&P公益事業 406.6 +1.0 +0.2
1 1 5
NYSE出来高 12.54
億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 3874 - 大阪比
5 105
シカゴ日経先物9月限 円建て 3864 - 大阪比
0 210