関税交渉巡り党首会談、首相「早期合意優先し国益損なうことない」

石破茂首相は12日正午過ぎに国会内で与野党と党首会談を行い、日米関税交渉の現状について説明した。写真は2月、米ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)
[東京 12日 ロイター] - 石破茂首相は12日正午過ぎに国会内で与野党と党首会談を行い、日米関税交渉の現状について説明した。会談後記者団に対し「日米双方の利益となる合意を実現することが重要で、早期に合意することを優先するあまり日本の国益を損なうことはない」と述べた。
15日からカナダで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)や、それに合わせて日米首脳会談が行われる可能性を踏まえて各党の意見を聞いたとした。日米首脳会談については「何時ということが現時点で決まっているわけではない」とも述べた。
党首会談は40分程度行った。立憲民主党の野田佳彦代表は記者団に対して「首相は各党党首の質問に丁寧に答えていた」と述べたが、詳細は控えた。