ニュース速報
ビジネス

25年度後半に1%念頭に利上げ望ましい─ある委員=1月日銀会合要旨

2025年03月25日(火)09時45分

Yoshifumi Takemoto

[東京 25日 ロイター] - 日銀は25日、政策金利を0.5%に引き上げたことし1月23・24日の金融政策決定会合の議事要旨を公表し、ある委員が「2025年度後半に1%程度の水準を念頭に置いて利上げしていくことが望ましい」と主張したことが明らかになった。

議事要旨によると、会合では今回利上げを実施しても名目金利から物価上昇率を差し引いた実質金利は「大幅なマイナスなため、経済・物価がオントラック(見通し通り)ならば引き続き利上げが必要」、「基調的物価の上昇に応じて緩和度合いの段階的な調整が必要」など、利上げの継続的な実施を提唱する声が複数あった。

  円安・物価高の負の影響を懸念する声も多数出た。ある委員は「円安の負の影響、累積によるコスト上昇で生じる」と指摘。「コストプッシュとはいえ経済主体の物価観は累積的に高まっている」との見方もあった。

日銀幹部による積極的な発信を念頭に「年初来の情報発信で市場参加者と日銀の間で大きな情勢判断の認識の差はないため、今回政策金利を変更しても市場の大きな混乱招く可能性は低い」(1人の委員)との見方もあった。

もっとも、「上下双方向のリスクが大きく、(今後の)利上げペースや(利上げ終着点の)ターミナルレートの示唆には慎重であるべき」との意見もあった。「急激な円安は望ましくないが、円安修正が急激に進むリスクにも相応の注意が必要」と警戒する声も出た。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イラン「一夜にして壊滅」も 7日までの

ワールド

ガザ学校近くで空爆、死者10人超 パレスチナ人避難

ビジネス

米3月ISM非製造業指数、54.0に低下 投入価格

ワールド

訂正米、ホルムズ海峡再開で最後通牒 イランは停戦提
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙の2大テーマでAI懸念を払拭できるか
  • 4
    地面にくねくねと伸びる「奇妙な筋」の正体は? 飛行…
  • 5
    トランプ、イランに合意期限「米東部時間6日午前10時…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 8
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 9
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 10
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 8
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 9
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 10
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中