ニュース速報
ビジネス

午後3時のドルは147円後半へじり安、リスク回避の円高再び

2025年03月13日(木)16時08分

3月13日、 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の147円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 13日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.70/147.74 1.0884/1.0886 160.77/160.83

午前9時現在 148.29/148.30 1.0884/1.0887 161.41/161.42

NY午後5時 148.25/148.26 1.0886/1.0889 161.40/161.43

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の147円後半で取引されている。米関税政策の不透明感などを背景に、アジア時間の取引で米株先物が下げ幅を広げると、円も次第に底堅い動きとなった。

午前中に148円前半でほとんど値動きがなかったドルは、午後に入ると目立った手掛かりがない中、次第に上値の重さが増してじり安展開となり、午後3時過ぎには147円半ばまで下げ幅を広げた。

米株安とともに、一時500円超上昇していた日経平均がマイナス圏へ反落すると、円は対米ドル以外でも買いが強まり、豪ドルが午前の高値93円後半から92円後半まで、ユーロも同161円半ばから160円半ばまで、ともに1円近く下落した。

市場では、トランプ米大統領の強硬な関税政策に対する警戒感が、リスクオフ地合いを強めているとの声が聞かれた。「交渉次第で二転三転することも、先行き不透明感を強め、投資家の動きを鈍らせている」(外銀アナリスト)という。

SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人・金融市場調査部長は「トランプ大 統領の政策に対する不安感、不確実性、あるいは不信感」が、ドルの「不信感」にもつながっていると指摘している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、次期FRB議長にウォーシュ氏かハセット

ビジネス

アングル:トランプ関税が生んだ新潮流、中国企業がベ

ワールド

アングル:米国などからトップ研究者誘致へ、カナダが

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、方向感欠く取引 来週の日銀
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 2
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 3
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナの選択肢は「一つ」
  • 4
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 5
    【揺らぐ中国、攻めの高市】柯隆氏「台湾騒動は高市…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 8
    「前を閉めてくれ...」F1観戦モデルの「超密着コーデ…
  • 9
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 10
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 7
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 8
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 9
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中