Victoria Waldersee Christina Amann

[ウォルフスブルク(ドイツ) 9日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の労使は9日、国内工場閉鎖や人員削減などを巡る交渉を再度行ったが、妥協点を見いだせずに終了した。

この日の労使交渉は7時間に及んだ。VWの交渉責任者、アルネ・マイスビンケル氏は協議後に「解決にはまだ程遠いことは明らかだ」と述べた。

一方、独最大の産別労組IGメタルの交渉責任者、トルステン・グレーガー氏は「建設的な雰囲気」で行われた初めての協議だったと述べ、今月16日に再度交渉を行う準備ができていると述べた。

交渉に先立ちグレーガー氏は、協議が和解的な雰囲気で行われなければ、年内のさらなる交渉の余地はなく、年明けにはストが前例のない規模にエスカレートする可能性があるとしていた。

労組側は工場閉鎖は受け入れないとの姿勢を崩していないが、会社側は閉鎖の可能性は排除できないとしており、双方の溝は埋まっていない。

VWの従業員らはこの日、本社のあるウォルフスブルクなど国内9工場でストを実施した。本社工場の敷地内には数千人の従業員が集まり、旗を振り、警笛を鳴らしながら、経営陣がいる本社ビルに行進した。

労組によると、ウォルフスブルクでは早番と中番のシフトだけでも約6万8000人が4時間のストを実施。遅番と夜番もそれに続くという。最終的には24時間ストや無期限ストを実施することで会社への圧力を強める可能性がある。

VWは、欧州での自動車需要が減少し、コスト高で競合との競争が激化しているため、生産能力と賃金削減が不可避だと主張している。

マイスビンケル氏は労使交渉に先立ち「コスト削減を継続し、過剰生産能力を縮小する必要がある」と強調した。

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