米オムニコム、競合を約133億ドルで買収 広告世界最大手誕生へ
米広告大手オムニコム・グループは9日、競合の米インターパブリック・グループを総額132億5000万ドルで買収することで合意したと発表した。写真はインターパブリック・グループのフィリップ・クラコフスキーCEO。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Eric Gaillard)
[9日 ロイター] - 米広告大手オムニコム・グループは9日、競合の米インターパブリック・グループを総額132億5000万ドルで買収することで合意したと発表した。実現すれば、世界最大の広告代理店が誕生する。
買収は全額株式交換で実施する。インターパブリック株主は保有株1株当たりオムニコム株0.344株を受け取る。オムニコムの6日終値に基づくと、買収額は1株当たり35.58ドルで、インターパブリックの6日終値に21.6%のプレミアムを上乗せした水準となる。
オムニコム株主は新会社の60.6%を保有する見通し。手続きは2025年後半に完了し、年間7億5000万ドルのコスト削減が見込まれる。
9日午前の取引で、インターパブリックの株価は10%強上昇、オムニコムは6%強下落。インターパブリックは年初来10%超値下がりしていた。
オムニコムは広告業界で世界第3位、インターパブリックは4位。23年のデータに基づくと、新会社の売上高は250億ドルを超える見通しで、英WPPや仏ピュブリシス・グループと競合することになる。
より安価かつ迅速な広告の作成を可能とする人工知能(AI)ツールの台頭によって伝統的な広告代理店が圧力にさらされる中での買収となる。ただ、規制当局の監視に直面することが予想される。
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