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AIはインフレに複雑な影響、生産性向上に寄与=クックFRB理事
2024年10月02日(水)02時42分
米連邦準備理事会(FRB)のクック理事(写真)は1日、人工知能(AI)は長期的にはディスインフレをもたらす公算が大きいが、短期的にはより複雑な影響を及ぼすとの見解を示した。6月撮影(2024年 ロイター/Shannon Stapleton)
[1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は1日、人工知能(AI)は長期的にはディスインフレをもたらす公算が大きいが、短期的にはより複雑な影響を及ぼすとの見解を示した。一方、AIが雇用に対する脅威になるとは考えていないとした。
「仕事の一部がAIに奪われる可能性はあるが、全ての職業がなくなるとは思わない」と指摘。AIを搭載したツールの急速な導入により労働者の生産性が高まるという楽観的な見方を示した。
ただ、AIの著しい進歩により生産性が向上すると予想しつつも、この見通しには「相当の不確実性が伴う」との見方を示した
また「生産性の向上が今後のインフレ対抗策として機能することを期待している」とした。
金融政策の見通しや経済状況に関する見解には直接触れなかった。