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英プルーデンシャル、上期9%営業増益 シンガポール市場がけん引

2024年08月28日(水)19時48分

アジアに注力する英保険会社プルーデンシャルが28日発表した上期決算は、営業利益(為替変動の影響を除いたベース)が前年同期比9%増の15億4000万ドルとなった。ロンドンのオフィスで2019年撮影。(2024年 ロイター/Simon Dawson)

Selena Li

[香港 28日 ロイター] - アジアに注力する英保険会社プルーデンシャルが28日発表した上期決算は、営業利益(為替変動の影響を除いたベース)が前年同期比9%増の15億4000万ドルとなった。

シンガポール市場の収入が17%増の4億5000万ドルとなり、増益をけん引。一方、香港と中国市場は不振で、全体の成長を圧迫した。

中国の合弁会社である中信保誠人寿保険(CITIC-プルーデンシャル・ライフ・インシュアランス)の年換算保険料(APE)収入は上期に15%減の3億2400万ドルだった。

中国の国内規制に合わせて市場における商品構成を一時的に調整したことが販売活動に影響を与えたが、最近になって回復の兆しが見えているという。

アニル・ワドワニ最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、高齢化が進み、保険に対する需要が高まっている中国は保険ビジネスにとって大きなチャンスだと指摘。「成長見通しについては慎重ながら楽観的であり続ける」と述べた。

主要市場である香港のAPE収入は7%減の9億5500万ドルとなった。これはコロナ禍を経て香港で保険に加入する中国人観光客が急増した前年からのベース効果による部分が大きい。

ロイター
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