米住宅価格指数、5月は前年比5.7%上昇 伸び10カ月ぶり低水準=FHFA

米連邦住宅金融庁(FHFA)が30日発表した5月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比5.7%上昇した。伸びは4月の6.5%から縮小し、2023年7月以来最小。住宅ローン金利の上昇で需要が抑制されたことが背景にあるとみられる。(2024年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン 30日 ロイター] - 米連邦住宅金融庁(FHFA)が30日発表した5月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比5.7%上昇した。伸びは4月の6.5%から縮小し、2023年7月以来最小。住宅ローン金利の上昇で需要が抑制されたことが背景にあるとみられる。
前月比では横ばい。4月は0.3%上昇していた。
連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック) によると、30年固定住宅ローンの平均金利は5月上旬に7.22%と、6カ月ぶり高水準を付けていた。
地域別では、前年比での住宅価格は調査対象の9地域全てで上昇。ニューイングランドと中部大西洋岸で大きく上昇した一方、西南部中央部と太平洋岸地域の上昇は比較的緩やかだった。