米ボーイング、737増産計画2カ月後ずれ示唆=関係筋

12月7日、米航空機大手ボーイングが主力単通路機「737」の増産計画について、当初の予想より2カ月ほど遅れることをサプライヤーに示唆したと複数の関係者が明らかにした。写真は製造中の737MAX─9。ワシントン州レントンにあるボーイングの製造施設で2017年2月撮影(2023年 ロイター/Jason Redmond)
Valerie Insinna
[ワシントン 7日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングが主力単通路機「737」の増産計画について、当初の予想より2カ月ほど遅れることをサプライヤーに示唆したと複数の関係者が明らかにした。
過去1週間にサプライヤーが説明を受けた新たな基本計画によると、ボーイングは現在、来年2月から月42機の生産を見込んでいるという。
増産計画は今秋にサプライヤーの問題で遅れたことから、アナリストは今年末までに目標が変更されるとすでに予想していた。
その後の増産計画も月47.2機が来年6月から8月に、月52.5機が来年12月から2025年2月に後ずれした。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の目標だった月57.7機への増産は25年10月に達成する見通しで、当初見込みの同年7月から3カ月遅れることになる。
ボーイングは新たな基本計画について具体的なコメントを控えた。
広報担当者は「25年/26年の時間枠で月50機への増産を引き続き計画している」と述べ、公表している目標の一つを確認した。