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米ETF資産、11月は過去最高7.65兆ドルに=ステート・ストリート

2023年12月04日(月)13時47分

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズによると、11月の米国における上場投資信託(ETF)の運用資産は過去最高の7兆6500億ドルに達した。写真は2021年4月撮影、米ウオール街のサイン(2023年 ロイター/Carlo Allegri)

Suzanne McGee

[1日 ロイター] - ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズによると、11月の米国における上場投資信託(ETF)の運用資産は過去最高の7兆6500億ドルに達した。

ステート・ストリートのSPDR米州調査責任者であるマシュー・バルトリーニ氏は、金利低下と景気見通しに対する信頼感回復を背景に投資家が積極的にリスク資産を購入したと指摘。高金利債には過去最高の110億ドルの資金が流入し、投資家のリスク選好姿勢回復を裏付けた。

また、業種別ETFには約75億ドルの資金が流入。これは過去10カ月間の資金流出額の約半分に相当するという。

シティ・リサーチが1日公表した月次リポートによると、11月に大幅な資金流出があったのは米国債ETFだったが、バルトリーニ氏はそれでも「価格は全て上昇した」と述べた。

アナリストや市場関係者によると、11月の資金流出の大半は超短期債。償還まで3─6カの国債・債券に連動するETFに対する「投資家心理が11月に急速に変化した」(バルトリーニ氏)という。このようなETFは1─10月に500億ドルの資金が流入したが、11月は71億ドルの流出となった。

ロイター
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