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スリランカ、IMF金融支援の年内最終決定目指す=関係筋

2022年09月26日(月)10時47分

スリランカ中央銀行の当局者は23日の債権者向けプレゼンテーションで、国際通貨基金(IMF)理事会が年末までに29億ドルの同国向け金融支援を承認するとの見通しを示した。写真は、スリランカ中銀の正面の風景。2017年3月24日にコロンボで撮影。(2022年 ロイター/Dinuka Liyanawatte)

[ロンドン 23日 ロイター] - スリランカ中央銀行の当局者は23日の債権者向けプレゼンテーションで、国際通貨基金(IMF)理事会が年末までに29億ドルの同国向け金融支援を承認するとの見通しを示した。プレゼンに参加した関係筋が明らかにした。

IMF理事会は12月半ばまでに金融支援を承認する見込みで、スリランカは11月半ばまでに公的部門、民間部門双方の債権者から債務整理に向けた保証を取り付けたい考え。

プレゼンに出席した関係筋によると、スリランカは今年第4・四半期から2023年第2・四半期までの期間に全ての債権者と基本合意することを目標としている。

ある債権者は「合意は非常に難しいだろう。しかし、基本的に中国、つまり1つの債権国に依存している部分が多いので、もしかしたら実現できるかもしれない」と述べた。

23日のオンラインプレゼンテーションは、スリランカが今年、資産運用大手のブラックロックやアッシュモアなどの民間債権者が保有する130億ドルの外貨建て国債の再編を決定して以来、初めて民間債権者と正式に対話する機会となった。

前出の債権者によると、「ごく普通の導入的なプレゼンテーションだった」という。「政府は状況がいかに悪いかを説明し、基本的に大幅なヘアカット(債務削減)を既定路線にしようとしている」と語った。

ロイター
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