アメリカで牛肉価格が12%高騰――供給不足に加え、輸入先のカナダやブラジルへの高率関税はこれから
Ground Beef Prices Reach Record Highs as Warning Issued
このうち、カナダとメキシコはドナルド・トランプ前大統領が主導した一連の関税政策の初期対象国であり、最近になってその強化が進められている。通商交渉で大きな進展がない限り、これらの国の牛肉には最大25%の関税が課される見通しだ。
ブラジルにはさらに高い50%の関税をかけると警告している。トランプは自身のSNSトゥース・ソーシャルで、同国が「不公平な貿易障壁」を設けており、取引が「対等でない」と批判。また、トランプと仲がいいブラジルの元大統領ジャイル・ボルソナロが2022年の選挙結果を覆そうとしたとして起訴されているのも不当だと、関係のない政治問題まで持ち出して非難している。
カンザスシティ・キャトル・カンパニーのCEOで共同創業者のパトリック・モンゴメリーはアクシオスに対し、「今回の価格上昇は氷山の一角にすぎない」と述べている。
「今後2〜4年は、牛肉価格が不安定な状況が続くだろう」とも語った。
農業経済学者のピールは、アメリカの牛肉業界は現在「飼育頭数回復までのごく初期の段階」にあるとし、生産量の回復や価格の安定化には数年かかると見ている。
「状況はさらに悪化してからようやく改善に向かうはずで、価格も今よりもう少し上がる可能性がある」と分析している。
USDAは、年後半にアメリカ国内の牛肉生産は減速すると見込んでいる。一方で、牛肉輸入は2025年から2026年にかけて増加する見通しだ。
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