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中国、融資伸び悩みで「放置インフラ」が急増

2015年5月22日(金)14時59分

プロジェクトはもともと昨年に完成が予定されていた。完成後にプロジェクトの引き渡しを受ける予定だった上海市政府はコメントを拒否した。

地方の財政制度改革も進行中だ。

クレディ・スイスのアナリスト、ビンセント・チャン氏は2月のノートで「地方のインフラプロジェクトが(地方政府の融資プラットフォーム会社だった)『融資平台』による資金調達から、官民連携(PPP)モデルや省級レベルの地方債による資金調達へ転換されたことにより、多くの新規プロジェクトは十分な資金を確保できていない」と指摘。「古い資金調達チャネルは閉じられたが、新しいチャネルはまだ構築されていない」と懸念を示す。

キャピタル・エコノミクスの中国担当エコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は、資金調達難は成長率に打撃を与えると警告。「融資平台の大半はインフラプロジェクト、公益事業の資金調達に利用されていた。このため、資金調達難は重工業や建設分野を中心として幅広い経済分野に連鎖的な影響をもたらしている」と述べた。

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