コラム

「限界まで働きたい」エクストリーム・ワーカー(Xワーカー)たちの居場所

2019年06月21日(金)18時00分

刺激に馴れていくことで、刺激を刺激だと認識しなくなる現象を「刺激馴化」と呼びます。辛い食べ物に馴れていくと、もっと辛い物が食べたくなる人がいるように、もっと過激なスポーツをしたい、もっと危険な目に遭ってもやりたいという心理現象が、このような行動を人にとらせます。

この心理現象は、当然のことながら労働にもあります。働けば働くほど成果が上がる。自身のビジネスが好転するとわかれば、起きている時間はすべて働く時間に充てたい。寝る時間を惜しんで働いていたい......という発想になっていきます。

極端な話、「限界まで働きたい」という人たちは、マイノリティですが、実際には一定数いるのです。

このような働き方をする人を私は「エクストリーム・ワーカー」と呼んでいます。エクストリーム・スポーツを「Xスポーツ」と記すので、「エクストリーム・ワーカー」も「Xワーカー」と記すことにします。

「エクストリーム・ワーカー」の定義

「エクストリーム・ワーカー(Xワーカー)」は、世の中で問題になっている長時間労働者とは区別すべきです。Xワーカーの定義をここで明確にしておきましょう。

● 1日の労働時間が「15時間」を超えている

● 働いて成果を上げることに快感を覚える

● 長時間の労働を主体的に続ける(やらされ感は一切なし)

● IT技術を駆使し、作業密度を高める工夫を怠らない

● 学習の意欲が高く、自己投資を惜しまない

● 長時間働ける体力作りに余念がない

1日15時間というのは、朝7時から夜10時ぐらいまでノンストップで働くペースです。実際には移動時間や食事の時間もあるため、朝4時や5時に起きてすぐに働きはじめ、夜も11時、12時まで働き続けます。

しかもダラダラ働くのではなく、労働生産性を高める努力を人一倍します。働くこと自体が楽しいため労働時間の絶対量を減らそうとしません。したがって、処理できる仕事の量がドンドン増えていくことになります。それこそが自分の成長の実感と受け止めるため、Xワーカーたちはこなせる仕事量が増えれば増えるほど喜びを覚えます。

プロフィール

横山信弘

アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長。現場に入り、目標を絶対達成させるコンサルタント。全国でネット中継するモンスター朝会「絶対達成社長の会」発起人。「横山信弘のメルマガ草創花伝」は3.5万人の企業経営者、管理者が購読する。『絶対達成マインドのつくり方』『営業目標を絶対達成する』『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者。著書はすべて、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。年間100回以上の講演、セミナーをこなす。ロジカルな技術、メソッドを激しく情熱的に伝えるセミナーパフォーマンスが最大の売り。最新刊は『自分を強くする』。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=反発、ダウ305ドル高 中東情勢の沈

ワールド

米政権、マスク氏のTSA職員給与支援の申し出拒否=

ビジネス

FRBミラン理事、政策金利「約1%高すぎる」 マク

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、イラン情勢にらみ「有事の買
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 2
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 3
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 4
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 5
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 6
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 7
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「…
  • 10
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 9
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story