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ドイツの街角から

シュピッツナーゲル典子|ドイツ

2022年ドイツ統一記念日の祝典開催準備に沸くエアフルト巡り その2

クレーマー橋にて ©norikospitznagel

今年10月のドイツ統一記念日開催地エアフルト。前回お伝えした記者会見の合間を縫って、市民祭の主要開催会場となる旧市街とペータースベルクを駆け足でめぐりました。 (画像はすべて筆者撮影)

旧市街

ゲ―テ街道上の街のひとつテューリンゲン州の州都エアフルトは、約1300年の歴史ある古都。なかでも旧市街は、数多くの歴史的建造物があり、歩いて巡ることができるのも魅力です。

聖マリア大聖堂とセヴェリ教会

06norisp.jpgエアフルトのランドマークである聖マリア大聖堂とセヴェリ教会。大聖堂はエアフルト最大にして最古の教会です。742年にボニファティウス司教によって設立されたエアフルト教区の主要な教会で、統一記念日の10月3日、ここで礼拝が行われます。

堂内では、14世紀に作られた広大な聖歌隊席、ロマネスク様式の聖母像と蝋燭を運ぶモニュメントの彫刻が特におすすめ。礼拝中や特別インベント開催中以外は、無料で入場できます。機会があれば、世界最大のスウィング式の鐘の音色を是非堂内で聞いてください。この鐘は、ヨーロッパの鋳造芸術の最も重要な作品とひとつとして注目されています。

大聖堂の右隣に建つセヴェリ教会は、3つの尖塔のユニークな形がシンボル。セヴェリ教会は12世紀ごろに建てられたといわれます。

ぺータースベルク要塞

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大聖堂広場の裏手にある丘にはペータースベルク要塞があります。中央ヨーロッパで最大かつ唯一、大部分が保存されているバロック様式の都市要塞の一つです。星型をしており、当時としては最も近代的な要塞であり、難攻不落でした。

東西ドイツ統一後の1990年以降、細部にまでこだわり、巨額の費用を投じて再建されています。

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司令官の家の新しい展示や、要塞の強固な壁の中にある聴音通路を探検したり、旧市街を見下ろす素晴らしい眺めを堪能したりすることができます。

暗闇を歩く迷路のようなトンネルツアーは、エアフルト観光局が催行する人気のツアー。暗いトンネルから外に出ると要塞からは美しい旧市街の景観を望めます。この場所の歴史を体験できる展示と外を歩く散策ルートもおすすめです。

アンドレアス通り記念教育センター

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大聖堂広場から北西へ3分程歩くと、一見相反する2つのテーマ「抑圧と解放」を併せ持つ追憶の地「アンドレアス通り記念館と教育センター」があります。

旧東ドイツ国家安全保障省が刑務所として使っていた建物で、社会主義統一党(SED)における独裁政権のシュタージ下の監獄には、共産主義政権に抵抗した市民5,000人以上が収監されたのです。

現在は、テューリンゲン州のSED独裁政権に関する最も包括的な展示品を持つ博物館として公開されています。コミカルな外観が印象的な「平和革命のキューブ(画像)」も見ることができます。

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のちに勇気ある人々が、ここを占拠しました。これは、平和革命の間、恐れられていた「シュタージ」の砦を占拠した最初のケースでした。 

テュ―リンゲン州プレゼンテーション会場

Profile

著者プロフィール
シュピッツナーゲル典子

ドイツ在住。国際ジャーナリスト協会会員。執筆テーマはビジネス、社会問題、医療、書籍業界、観光など。市場調査やコーディネートガイドとしても活動中。欧州住まいは人生の半分以上になった。夫の海外派遣で4年間家族と滞在したチェコ・プラハでは、コンサートとオベラに明け暮れた。長年ドイツ社会にどっぷり浸かっているためか、ドイツ人の視点で日本を観察しがち。一市民としての目線で見える日常をお伝えします。

Twitter: @spnoriko

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