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ドイツの街角から

シュピッツナーゲル典子|ドイツ

2022年ドイツ統一記念日の祝典開催準備に沸くエアフルト巡り その2

旧シナゴーグ

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中世時代エアフルトにはユダヤ人コミュニティがあり、ユダヤ社会の歴史的な施設が残っています。旧シナゴーグは、10世紀末に発見され、古い壁の一部や現存する屋根などその歴史は11世紀まで遡る中央ヨーロッパ最古のユダヤ教会(旧シナゴーグ)です。現在旧シナゴーグは、ユダヤの歴史と文化を展示する博物館になっています。シナゴーグ内部は撮影禁止です。

中世の虐殺時にユダヤ商人が埋めた装飾品など「エアフルトの財宝」が90年代に発見されました。数千個の硬貨、金貨、銀貨をはじめ、14世紀のユダヤ人の貴重な結婚リングも展示されています。儀式に使われた"ミクバ"という風呂跡も関連する貴重な遺跡の1つです。

アンガー広場

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かつて蝋、ワイン、羊毛、小麦などの主要な取引場所であったアンガー広場。現在はエアフルトの主要なショッピングストリートであり、買い物好きな人々にとってはまさにパラダイス。エアフルト中央駅からバーンホフ通りをまっすぐ行くと、この広場にアクセスできます。とにかく歴史的な建物が多い場所で、個人的に魅かれる広場です。

聖ローレンツ教会

聖ローレンツ教会はアンガー通りに面しており、エアフルトの活気ある中心部に位置しています。特に注目すべきは、1978年から毎週木曜日に行われている「平和の祈り」です。

ロシアによるウクライナ侵攻が今だ収束していない現在、ドイツ統一記念日を機に改めて平和の意義を考えてみるのはいかがでしょうか。

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Profile

著者プロフィール
シュピッツナーゲル典子

ドイツ在住。国際ジャーナリスト協会会員。執筆テーマはビジネス、社会問題、医療、書籍業界、観光など。市場調査やコーディネートガイドとしても活動中。欧州住まいは人生の半分以上になった。夫の海外派遣で4年間家族と滞在したチェコ・プラハでは、コンサートとオベラに明け暮れた。長年ドイツ社会にどっぷり浸かっているためか、ドイツ人の視点で日本を観察しがち。一市民としての目線で見える日常をお伝えします。

Twitter: @spnoriko

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