高市首相「台湾有事」発言の重大さを分かってほしい
どちらも一歩も引かず、冷戦に突入するのではないか
来日して38年、この間に長くても7〜8年、短い時は5〜6年ごとに日中関係が悪くなるのを私は見てきた。今回の危機がいつまで続くかと言えば、正直なところ、落としどころが見つからない。習主席の側には経済悪化の内憂から国民の目をそらす意図もあり、高市首相の側には支持層である保守派へのアピールと憲法改正の野望も背景にあるだろう。
「日本と中国は戦争に突入するのか?」──しばらくはどちらも一歩も引かず、冷戦に突入するのではないか。状況を打開できるのはトランプ大統領による仲介だけかもしれない。
日本では昨今、排他的雰囲気が漂いつつあるが、日本好きな一般の中国人までが差別の対象になり、ヘイトクライムが起こるような事態にだけはならないでほしいと強く願っている。冷戦の原因はあくまで両国の為政者。一人一人冷静に勇気を持ち、ポピュリズムという火に油を注がないようにしてもらいたい。
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周 来友
ZHOU LAIYOU
1963年中国浙江省生まれ。87年に来日し、日本で大学院を修了。通訳、翻訳、コーディネーターの派遣会社を経営する傍ら、ジャーナリスト、タレントとしても活動している。
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