コラム

誰でも受講できる授業「MOOC」... 日本の大学も海外学生を呼び込むチャンスだ

2024年03月12日(火)20時10分
トニー・ラズロ(ジャーナリスト、講師)

その一方、授業というイメージからは少しずれるかもしれないが、「Studying at Japanese Universities(日本の大学への進学)」というプログラムは、日本で勉強したいと考えている海外の学生や帰国生から好評だ。

これは東京大学が駒場キャンパスで展開している「PEAK(Programsin English at Komaba =教養学部英語コース)」の一部。日本の大学に通う外国人留学生が実際に受けているプログラムの中身や勉強方法などをシェアしてくれる。

登場する学生の国籍がフランスやシンガポール、イランなどさまざまで、受講する学生の国籍もかなり多様性に富んでいるため、日本にいながら国際色豊かな環境で勉学に励める。彼らの生の声で先端技術に触れられる授業について知ることができるのもありがたい。

日本の大学もさまざまなMOOCを展開しているが、内容がちょっと残念に思うものも少なくない。名門大学のはずなのにMOOCは意外と迫力がないケースも見受けられる。

MOOC自体が無料で提供されている以上、質の高さを期待するのは贅沢すぎるかもしれない。ただし、各国の優秀な学生の争奪戦が起こっている昨今、日本の大学ももっと力を入れてもらいたい。東京大学と大阪大学を草分けに、日本の大学の魅力を世界に発信する手段として、英語で学べるMOOCをもっとアピールしてみてはどうだろうか。



NW_Tony_Laszlo.jpgトニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。

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