最新記事
アメリカ政治

トランプ後継レース最有力候補のバンス...「万能の忠臣」を目指す副官は次の大統領になれるのか

The Next Chapter

2026年1月7日(水)18時05分
ダニエル・ブッシュ (本誌ホワイトハウス担当)

バンスは「(01年の)9.11テロ以後の世代に属している。祖国を愛しつつも、当時は共和党にも民主党にも確かな指導力がなく、戦争でも国家運営でも道を誤ったと思っている世代だ」と言ったのは、前出のバンクス上院議員だ。

「それは昔ながらの共和党員にはない感覚であり、だからこそバンスは党内の誰よりも今の『アメリカ第一主義』を的確に代弁できる」。そう語るバンクス自身もまだ46歳で、14年と15年にはアフガニスタン戦争に従軍している。


首都ワシントンにいれば、バンスは重要な会議やイベントに、必ずトランプと一緒に姿を見せる。政権の内部事情に詳しい複数の情報源によると、バンスはトランプが重要な決定に際して助言を求める数少ない幹部の1人だ。バンスに近い別の人物の言葉を借りれば、「JDはあらゆる事柄に関与している」。

バンスはトランプ政権2期目の政策を全て支持している。強引な関税政策も、不法移民の一斉強制送還や国内主要都市への州兵派遣も、大統領の政敵と目される人々への訴追も支持している。

※この記事は前編です。後半「トランプをヒトラー呼ばわりしたこともあるのに、今や絶対的イエスマン...バンスの『真の人物像』とは?」はリンクからご覧ください。

【関連記事】
28年アメリカ大統領選・後継者はバンス副大統領...「最有力」トランプ大統領が明言
「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス副大統領、パーク内で「猛抗議」に遭うSNS動画が話題に

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米潜水艦がイラン軍艦を魚雷で撃沈、87人死亡 スリ

ワールド

イラン、米CIAに停戦に向けた対話の用意示唆=報道

ビジネス

ミランFRB理事、年内利下げ継続を主張 「イラン攻

ビジネス

金利据え置きを支持、インフレ見通しはなお強め=米ク
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 7
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 8
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中