「平和主義」ニッポン、歴史的な大型軍艦受注で武器輸出を本格化
'Pacifist' Japan Emerges As Major Arms Exporter
◾️インドネシア
もがみ型フリゲート艦の導入を協議中。日本は東南アジアでの安保協力を拡大しようとしている。
インドネシアのヘリ・アフマディ駐日大使はジャパン・タイムズ紙に対し、大統領のプラボウォ・スビアントにとって本案件が優先事項であると語っている。
計画では8隻の建造が検討されており、そのうち4隻は日本で、残り4隻はジャワ島東部のスラバヤにある国営造船所PT PALで建造される見通し。契約総額は約20億ドル。
◾️フィリピン
日本の武器輸出規制緩和の最初の受益国。
フィリピンは、米国製の多用途ヘリUH-1H「ヒューイ」の交換部品や、2024年には南シナ海の領有権を主張する中国艦船を監視するための2基目のレーダーを日本から調達。
総額300億ドル規模の軍近代化を進めるフィリピンは、あぶくま型護衛艦(装備は一般的なフリゲート艦と同等)6隻の取得を計画中。日本が最新のもがみ型に移行する過程で、旧型のあぶくま型を移転・供与する。機能を限定した上、政府安全保障能力強化支援(OSA)で無償提供する見込みだ。
全長357フィート(約109メートル)のあぶくま型艦は、フィリピン艦隊で最大の水上戦闘艦となる。





