最新記事
ノーベル賞

トランプをノーベル平和賞に推薦、3カ国目

Donald Trump Gets New Nobel Peace Prize Nomination

2025年8月8日(金)13時15分
マシュー・トステビン(本誌シニアエディター)
ドナルド・トランプ米大統領

トランプは念願のノーベル賞受賞となるか noamgalai-shutterstock

<紛争への介入を続けるトランプ米大統領に「ご褒美」はあるか>

ドナルド・トランプ米大統領がノーベル平和賞に正式に推薦された。推薦者はカンボジアのフン・マネット首相。トランプがタイとの国境紛争を終結させたことが理由だという。

本誌はホワイトハウスと在カンボジア・タイ大使館にコメントを求めている。

■何と書いてある? カンボジア首相府が公開した「ノーベル平和賞」推薦状を見る

トランプは国際的な危機への介入を続けており、今回の推薦はその新たな成果と位置付けられる。これまでにイスラエルとパキスタンから推薦や推薦の意向が示されており、カンボジアが3カ国目となる。

カンボジア首相府はノルウェーのノーベル委員会に宛てた書簡を公開。そこでは「世界平和の推進における歴史的貢献を称えて」とし、トランプの功績を強調している。

タイとカンボジアの軍隊は7月、長年係争となってきた国境地帯で軍事衝突し、5日間にわたる戦闘により、双方で40人以上が死亡、約30万人が避難を余儀なくされた。

ロイターによれば、トランプはマネット首相とタイのプームタム・ウェチャヤチャイ暫定首相に直接電話をかけ、紛争が終結するまで関税交渉は進展しないと通告したという。停戦は7月28日に合意され、詳細な停戦協定は8月7日に署名された。軍事力ではタイがカンボジアを大きく上回る。

ノーベル委員会は毎年、数百件の推薦を受け付けている。生存する個人や活動中の団体・機関はすべて対象となる。候補者の名前は50年間公表されない。

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、トランプがタイとカンボジア、イスラエルとイラン、ルワンダとコンゴ、インドとパキスタン、セルビアとコソボ、そしてエジプトとエチオピアの対立を終結させたとコメントしてきた。

ノーベル賞の発表は10月に予定されている。推薦が相次ぐ一方、トランプには依然として多くの批判者が存在し、ロシア・ウクライナ戦争の早期終結という公約は果たせていない。

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

春闘満額回答相次ぐ、トヨタは6年連続 賃上げモメン

ワールド

英・フィンランド・オランダ、防衛巡り共同での資金・

ワールド

米ガソリン価格、1ガロン3.75ドル突破 23年1

ビジネス

トヨタが満額回答、6年連続 26年春闘
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 6
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 7
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    「目のやり場に困る...」グウィネス・パルトロウの「…
  • 10
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中