中ロが触手を伸ばす米領アリューシャン列島で「次の火種」が...トランプが見落とす「危機の兆候」
THE LOOMING ALEUTIANS CRISIS
さらに、アメリカは北極圏で多方面の国益を抱えており、それらはカナダ、デンマーク、フィンランド、アイスランド、スウェーデン、イギリスなどのNATO加盟国の利害とも重なる。米中ロ間の緊張が高まるなか、ベーリング海のような戦略的要衝の重要性は高まる一方だ。
アメリカの中国に対する拡大核抑止は、中国による台湾侵略や日韓への圧力、グアムなどの戦略的拠点への攻撃を阻止することを目的としている。だが北極圏で中国がアメリカや地域の同盟国にもたらす脅威も、そうした脅威に負けず劣らず深刻なものだ。長年守られてきた領土境界線を挑発行為によって変えようとする試みは緊張を増大させ、重要な地域を危機──最悪の場合、戦争──の舞台へと変えてしまう。
レッドラインを提示せよ
中国には、アリューシャン列島を「第一列島線」の一部と見なしている兆候がある。かつて中国海軍の司令官を務めた劉華清(リウ・ホアチン)は1980年代に、第一列島線は「アリューシャン列島、千島列島、日本列島、琉球諸島、台湾島、フィリピン諸島、スンダ列島西部を指し、西太平洋上で金属の鎖のように弧状に連なっている」と定義した。
補足すると、14の主要な島と55の小さな島々からなるアリューシャン列島には、現在も米海軍と沿岸警備隊が駐留している。しかも、列島最西部のアッツ島と中国本土の沿岸部の距離は4000キロ以上。にもかかわらず、前述のように、昨年7月にはベーリング海で中国の艦船4隻が目撃されている。こうした動きは、アメリカの裏庭での緊張と対立を高めかねない。
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