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ウクライナ海上ドローンが、ロシア軍ヘリに続いて戦闘機の撃墜にも成功...海戦は「新たな時代」に突入

Naval Drone Downs $50m Russian Fighter Jet, Ukraine Says—'World's First'

2025年5月11日(日)19時35分
ブレンダン・コール

海上戦が「新たな時代に突入しつつある」

GURはテレグラムに動画を投稿し、水上ドローンによる戦闘機の破壊は世界初の例だという説明書きを添えた。投稿によればGURの特殊部隊「グループ13」が5月2日、ウクライナ保安庁の軍事情報部門およびウクライナ国防軍と連携し、ミサイル弾頭を搭載した「マグラ」水上ドローンを用いて黒海上空でロシアのスホーイSu30戦闘機を排除したという。

推定価格5000万ドルのSu30戦闘機は、ロシアが黒海艦隊の大部分をクリミアから移動させた先のノボロシースク港の近くで攻撃を受けたという。

複数の報道機関によれば攻撃に使用されたのはR73空対空ミサイルで、GURはSu30戦闘機について「空中で炎上して海に落下した」と述べ、また2024年の大みそかにウクライナの水上ドローンがロシアのMi-8ヘリコプター2機を撃墜した件にも言及した。

ソーシャルメディアのユーザーからは、今回の攻撃がきわめて重要な意味を持つという指摘が上がった。親ウクライナのX(旧ツイッター)チャンネル「NOEL」は今回の攻撃を「歴史的でありロシアにとっては屈辱的」だと称した。ウクライナ国防省は「海上戦が新たな時代に突入しつつある」と述べた。

ロシアの当局者らによれば2日夜、ウクライナ軍がロシア南部ラスノダール地方をドローンで攻撃。これにより少なくとも5人が負傷し、ノボロシースクの複数の建物や穀物ターミナルが損傷を受けた。攻撃を受けて市内には非常事態が宣言された。

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