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アメリカ経済

米移民ホラー再び、チャットGPTを開発するAI研究の第一人者がグリーンカード却下で国外追放に

One of the Best AI Researchers' Denied Green Card After 12 Years in US

2025年4月28日(月)16時24分
ピーター・エイトキン

25日深夜、ブラウンは「最初のグリーンカード申請に書類上の問題があったのかもしれない」と、最新情報を更新した。

「(チェンが)しばらくアメリカを離れなければならなくなったのは残念だが、問題解決に向けて楽観的な見方もできる材料だ」と、ブラウンはXに書いた。

チェンはさらに状況を説明し、グリーンカードを申請したのは3年前で、オープンAIに入る前だった、と語った。

「長い間待っていたのに申請を拒否されて、アメリカに戻れないなんて本当に最悪だけど、全体としてみれば、私が今いる場所にいられることは、とても幸運だと思う」と彼女は書いている。

USCISによれば、グリーンカード保持者は、「移民法上、退去させられるような行為」をしなければ、アメリカに永住する権利があるとしている。これには、法律違反や、税金の無申告などが含まれる。

グリーンカードを持っていれば、地方自治体の条例や州法を含むアメリカのあらゆる法律で守られる。また、就労ビザで在留している人よりも自由に仕事を探すことができる。

旅行もはるかに容易になる。ただし、半年以上続けてアメリカを離れてはならないとされている。

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